コミュニケーションを高める|脳は足りない情報を勝手に埋める

脳のクセ脳のクセ
コミュニケーションを高める
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前回から引き続き、ミスコミュニケーションが起こる原因を考えてみます。今回は、[足りない情報は脳が勝手に埋める]についてです。

前回は、コトバの便利さと限界について考えてみました。[コトバでは全てを伝えることが出来ない]でしたね。そして脳は、その足りない部分を勝手に埋めていくのです。今日は、そのことについて考えてみます。

このカテゴリーでは[脳のクセ]と題して、脳がどういう仕組みで考えているかを知って、コミュニケーションやあなたの行動に役立てていきます。
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コミュニケーションを高める|テンプレート

博士
博士

前回に引き続き、ミスコミュニケーションについて考えよう。

マキ
マキ

博士、よろしくお願いします。

博士
博士

昨日ね、美味しいパスタを食べたんだよ。

マキ
マキ

へー!良いですね。

私も誘って下さいよ!

博士
博士

どこで、どんなパスタを食べたと思う?

マキ
マキ

美味しいって言ってるから、きっと高級イタリアンレストランでカルボナーラとかかしら?きっとその店の人気料理で・・・?

博士
博士

ははは。家の近くの安い洋食店で、ナポリタンセットだよ。
ドリンク付きで800円。

マキ
マキ

なーんだ。想像したのと全く違う!

それなら、私一人でも行きますよ。

博士
博士

ゴメンゴメン。

これが、[足りない情報は脳が勝手に埋める]ってことだよ。

前回、コトバには限界があるという話をしました。コトバと言うのは、物事を簡略化して素早く伝える道具であり、すべてを伝える道具ではないと言うことですね。

では、伝えきれていない部分はどうなるのでしょう?
それは、受け手側の脳が勝手に埋めて解釈しているのです。しかも、人によって解釈の仕方が異なるので、千差万別の受け取り方が生まれます。

どうして、そうなるのでしょうか?

それは、今までの経験や知識などから起こります。人が自分と言う人格を形成していくのに、以下の影響を受けています。

しつけ/教育/モラル/経験/知識/思い込み/クセ(口ぐせ)/先入観/ナショナリズムetc.

その為、価値観や捉え方が人によって異なるのです。

例:

「昨日、美味しいカレー食べたよ!」
何カレー?/レストラン?/どこで?/一人で?・・・
⇒事実:自宅で一人レトルト・カレー

「年収2000万円超えるのって難しいよね?」
ということは、1000万円以上は あるのかしら?
⇒事実:年収600万円

「今度、紹介する彼なんだけど、けっこうイケてるのよ!」
イケてる?顔なの/スタイルなの/性格なの/
⇒事実:海外留学して英語がペラペラ

このように、人によって捉え方が違うのです。

余談ですが、
今、国々でいろいろ主張することが多く、日本人からみると「なぜ,そんな風に捉えるんだろう??と不思議に思うことがあります。
ただ、その国の中では、教育/ナショナリズム/歴史 などから、そう考えてしますのかも知れません。
国家思想は、時代の権力者の都合の良いように情報を与え、ルールを作っています。
私たちも、1つの情報に捉われることなく、客観的な情報・確かな情報を見定め 取り入れるよう心掛けていきたいものです。

 

 

脳は、与えられる情報が不十分であるとき、不足している情報を過去の自分の知識や経験から勝手に補って解釈する。
脳のクセ
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