脳のクセを知って、コミュニケーションに活用しましょう。「誰にも言っちゃダメ」って言われると話したくなる時はありませんか?でも何でそう思っちゃうんでしょう?今回は、肯定語と否定語を脳がどのように処理をするのかを理解し、幸せになるために利用しちゃいましょう。
コミュニケーションを高める|脳は肯定語と否定語の区別が出来ない
第5回
マキちゃん、今から言うことは絶対に頭に浮かべたらダメだよ。
博士!突然なんですか?
良いですよ。考えなければいいんでしょ?
真っ赤なゴリラだけは頭に浮かべないでね。
特に、その真っ赤なゴリラが、ディスコでダンスを踊ってる姿とか思っちゃダメだよ。
いいかい?絶対思っちゃダメだよ!
博士。思うなって言われても頭に浮かんじゃいますよ。
ハハハハハ。
今日は、そのことについて考えてみようか?
脳って言うのは、肯定語と否定語の区別がつきません。
「えっ?だって、ちゃんと否定しているって理解してますよ。」って言われそうですね。では、質問を変えてみましょう。
「真っ赤なゴリラを思い浮かべるな!」って言われたとき、頭の中はどうですか?きっと、[赤いゴリラ]が浮かんでいると思います。
[否定語]への理解というのは、脳に浮かんだ映像を否定すると理解します。つまり、脳の想像は「真っ赤なゴリラを思い浮かべるな!」は、「真っ赤なゴリラを思い浮かべなさい。」と同じなんです。
その映像を[肯定]するのか[否定]するのかの違いだけなんですね。
ここからが重要です。
コトバを変えて、幸せになる
私たちは[脳がイメージ]した方向に行動します。そして、[脳がイメージ]した情報を入手します。その為、あなたが[ネガティブなイメージ]をすると、脳はそのための情報を探し、その為の行動をしていくのです。
ここで、例をあげてみましょう。
AさんとBさんがいます。こう言ってます。
A:「私は、不安な老後を迎えたくないので、貯金します。」
B:「私は、楽しい老後を迎えたいので、貯金します。」
二人とも老後のために貯金するのは同じです。でも、違う箇所がありますね。
Aさんのイメージは、「不安な老後」であり、Bさんのイメージは、「楽しい老後」です。将来はどうなるでしょう?
Aさんにはきっと[不安なこと]がいっぱい起きて、その為に貯金しててよかったと思うことでしょう。
Bさんにはきっと[楽しいこと]がいっぱい起きて、その為に貯金しててよかったと思うことでしょう。
同じ行動をするにしても、イメージする内容で得られる結果が変わるのです。
もし、あなたが幸せになりたいって思っているなら、イメージするものに気をつけなければなりません。ネガティブなイメージを止めることです。
簡単な方法があります。ポジティブなコトバにして声に出してください。その時、笑顔で胸をはり背筋を伸ばして、元気な声にすれば最高です。
貧乏になりたくない⇒裕福になりたい[裕福だ]
病気したくない⇒健康でいたい[健康だ]
リストラにあいたくない⇒ずっと仕事を続けたい[仕事が続いてる]
振られたくない⇒ずっと仲良しでいたい[ずっと仲良しだ]
嫌われたくない⇒人気者になりたい[人気者だ]
コトバを変えれば、イメージするものが変わります。そうすると脳は[あなたがイメージした]ことに関する情報を探します。そして、[あなたがイメージした]方向の行動をします。
マザーテレサの名言に このことを述べているものがあります。
今回の方法は、思考に気をつけるために、言い方を変える方法です。
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