ゴジラは、なぜ強く感じるのでしょうか?もちろん映画の中で強い怪獣として扱われているからですが、コトバの響きからみても強さを感じることが出来ます。今回は、このコトバの響きについて考えてみましょう。
ゴジラはなぜ強いのか?|コトバの響きからネーミングを考える
最近、ゴジラの映画のDVD買っちゃった!
博士、なんで今どきゴジラを???
まっ良いか。
ゴジラって強いし、男性の方は好きですよね。
そう!!
そして、名前がゴジラだから強い!
???????
はははは~。混乱しちゃったね。
今回は、コトバの響きについて考えてみようか。
濁音は、[粗さ]や[強さ]ゴジラ VS コシラ
コトバとは、意味、情報、を伝えるツールですが、[音]そのものから感じるイメージもあります。
*言葉については、こちらの記事もお読みください
コミュニケーションを高める|コトバの便利さと限界
例えば、今回取り上げている[ゴジラ]。ここから、[濁点]を取ってみましょう。
すると[コシラ]になります。
「隊長、大変です!コシラが東京タワーに現れました!」
全然強そうじゃないですよね?
濁音は、[強さ,粗さ]を感じさせます。
[機動戦士ガンダム!] おー強い!!
[機動戦士カンタム!] 何だかプラモデルくらいの強さ・・・・。
このように、濁音は強さを感じさせる音なのです。
また、濁音は同時に、粗さも感じさせる響きを持っています。
「さらっ」とした手触り
「ざらっ」とした手触り
ざらっとは嫌ですよね?
「するっ」と
「ずるっ」と
このように、粗い印象をあたえる響きでもあります。
さ行は風を感じる音
さ行の響きは、何となく[風]を感じ[爽やかさ]が出てきます。
漢字からもイメージされますが、響きでも[シュンタロウ]や[シュンスケ]って、何となく足が速そうです。
ま行は安心感を感じる音
ま行は、温かさ、安心感を感じる響きです。赤ちゃんが[お乳を吸う]ときの口の動きから出てる音だそうです。「まんま」は、お腹減って「お乳欲しい。」って言ってます。そこから「ママ」や「Mother」など生まれたのではないでしょうか?
赤ちゃんは、幼児の商品など、この音をうまく使うと良いと思います。
ら行はきらびやかさ
ら行は、キラキラした明るいイメージを感じさせます。
歌などでも、「La,la,la~」と歌うと明るい感じがします。
撥音は明るい感じ
撥音とは「パ,ピ,プ,ペ,ポ」です。もともと[弾く]音なのでその通り弾む感じがします。
この音を多用すると、ウキウキ感が出てきます。
繰り返すと継続感を感じさせる
同じコトバを繰り返すと[継続]する感じになります。
[する]と[するする]
[ずる]と[ずるずる]
[どーん]と[どんどん]
[まだ]と[まだまだ]
など、継続性を感じますね?
このように、コトバ(単語)の[意味]だけでなく[響き]からもイメージされるものがあります。
もし、あなたが商品開発に携わりネーミングを担当する場合は、[響き]も考えてみると良いでしょう。
歌のタイトル、バンド名、などにも使えるかも知れません。
音の響きで、イメージが変わる
最後まで読んでくれてありがとう!
今日はきっと良い日になる!
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