トークスキルを磨く|無意識に[YES]を選んでしまう心理とは?

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選択肢を与えると、どちらかを選びやすい

今回は、相手が[NO]を言いにくくするトークテクニックをお伝えします。しかも、相手は無意識に[YES]を選んでしまいます。そのくらい今回のテクニックは強力です。

このカテゴリーでは、トークスキルについて考えていきます。言葉の使い方で、人は行動が変わります。コールセンターや営業でも十分参考になる内容ですので、仕事にプライベートにお役立てください。
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トークスキルを磨く|無意識に[YES]を選んでしまう心理とは?

第4回  [NO]を言わせないテクニック[ダブルバインド]

博士
博士

マキちゃん、今度食事に連れて行ってあげるよ。

和食料理でもどう?

マキ
マキ

ありがとうございます。

でも、あまり和食は食べないんですけどね?

数日後・・・

博士
博士

今日このあと時間ある?ご馳走するよ。

お寿司と天ぷらだったら、どちらが良いかな?

マキ
マキ

どちらかと言うと、お寿司かな?

お寿司なら、食べれるものもあるし、種類もいっぱいありますよね?

博士
博士

そうだね。

じゃあ、お寿司にしよう。

博士
博士

おっと、その前にマキちゃんがお寿司を選んだ理由を説明しなくちゃね。

最初、和食は嫌いと言っって断ったマキちゃんが、お寿司と天ぷらの2択になると、お寿司を選びました。これは、[ダブルバインド(2重拘束)]という心理を使ったトークスキルです。

例えば、あなたがショッピングをしています。ちょっと気になるセーターがありました。
そこに店員が近寄ってきました。あなたは、そのセーターが気になるだけで、まだ買うとは決めていません。

その時、店員が「そのセーター人気なんですよ。いかがですか?」と話しかけてきました。
あなたの選択肢は[買う]か[買わない]です。この場合、[買わない]を選ぶことも多いでしょう。

でも、こう言われたらどうでしょうか?
「そのセーター人気なんですよ。お色は3種類ご用意しております。白と、淡いピンクとベージュになります。お客様はどの色がお好きですか?」

このように話されると、つい「そうねえ・・・・。その中だとベージュかな?」などと言ってしまいませんか?これは、[買う][買わない]の選択を3種の色の選択肢にすり替えています。そして、どの色を選んでも[買う]と言うことには変わりありません。

この[ダブルバインド]というテクニックは、[買う]ということを前提として話すテクニックなのです。

通販でも よく使われていますよね?

「お客様、毎月お届けと、3個セットではどちらが宜しいでしょうか?」
「支払いは、クレジット払いと、銀行振り込みをご用意しております。」
「今回は、1カラットのダイヤに加え、1.5カラットのダイヤもご用意しました。お好きな方を選べます。」などなど。

もちろん、[買わない]という選択肢も残りますが、[買う][買わない]の2者選択よりも圧倒的に[買う]確率が高くなるのです。

また、第2回でお伝えした[仮定法]と組み合わせると、さらに強力になります。
*[第2回 仮定法]はこちらをクリック

「マキちゃん、もしも俺と一緒に旅行に行くとしたら、沖縄と北海道ならどちらがいい?」
これは、[もしも]と言っているのであくまでも仮定の話です。さらに[沖縄][北海道]を提示しているので、どちらかを選びます。

 

ノーマル
A:「今度、旅行に行こうよ。」
B:「えー、何でよー?」
仮定法
A:「今度、一緒に旅行行くとしたらどこに行きたい?」
B:「そうねえ、行くとしたら・・。今わかんない。」
仮定法+ダブルバインド
A:「今度、一緒に旅行行くとしたら、沖縄と北海道だったらどちらが良い?」
B:「そうねえ、今の季節なら北海道かな?カニ食べたい!」

この違いわかりますか?もちろん、必ずうまくいくという訳ではないですが、うまく行く確率は間違いなく高くなります。

実際に私が6歳の従妹で実験した内容を[母と子のコミュニケーション]でも取り上げますのでこちらもお読みください。

ブログ読んでいただきありがとうございます。
今日も、きっと良い日だよ!

選択肢を与えると、その中から選んでしまう。[ダブルバインド]

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