コールセンタースタッフが悩むNo,1 クレーム対応について

コールセンター関連
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今回から、しばらくコールセンター関わる内容を書きます。

久しぶりにブログを書きます。
毎日更新しなきゃなのに、なんて意志が弱いんだろう。反省・・・・。

昨日、久しぶりの友人に会って、ブログやっていること話したら
コールセンターのセミナーやっていたことを教えて欲しいと言われました。

考えてみれば、それをビジネスにしてたんだから、情報としてもいいのかも知れない。

という事で、しばらくコールセンターのセミナー内容をここでお話しします。
一応は、お金を頂いてやっていたセミナー内容になります。

今回は、コールセンターで教えて欲しい内容のNo.1
クレーム対応について、3回に分けて、話したいと思います。

顧客心理に関する無いようなので、お客様と接するお仕事をしていれば参考になると友います。

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クレーム

はじめに

今回は、クレームについて学んでいきます。
クレームを受けるのは、やはり嫌なものですが、コールセンターでの仕事においては、
必ず必要となるスキルです。

ここでは、お客様への対応方法だけでなく、
ひどいクレーム/クレーマーからの身の守り方もお伝えします。

01クレームとは何か?

クレームとは何か?
クレームとは、なんでしょうか?

お客様は、商品(サービス)を購入したときに、何らかの期待を持っています。
もし、その商品(サービス)がお客様の期待に添っていなかった場合、お客様はその不満を解決したい、
満たされない気持ちを埋めてほしいと感じます。
そして、あなたに電話をかけます。

これが、クレームです。

つまり、商品(サービス)に対する期待値と、実際に提供する商品(サービス)の品質とのギャップなのです。
そのギャップが、期待値以下だと[クレーム]となります。反対にそのギャップが期待値以上だと[感動]となります。

また、気をつけなければならないのは、お客様の期待値は常に一定ではなく、回数を重ねる度に上がっていきます。

例えば、レストランに行ったとして、本日20%Offと言われると、嬉しいですよね。
でも、2回目も20%Off、3回目も20%Offならば、このレストランは、20%Offが定価と思われます。

そして定価に戻すと、高いとなってしまうのです。

クレーム1

 

  • サービス品質を考えるとき、自分達の100%力のうち、70%程度を基準サービスと考えると良いでしょう。
    なぜなら、お客様は常に同じサービスを期待します。100%で対応すると、
    予想外の場合(予想以上に混んだなど)に対応できなくなります。
    そうすると、クレームへと発展するか、顧客離れを引き起こします。
    どんな状況でも、同じサービスを提供できる70%の力で、顧客満足を与えることを考えることが必要です。

期待値とは、何でしょうか?

期待値とは、顧客心理に基づきます。

  • その商品(サービス)を購入することで得られるとイメージできる。優越感・メリットなど。
  • その商品(サービス)を購入することで解消できるとイメージできる。不安・苦痛など。

これ以外にも、期待値に影響する要因があります。

  • ブランドに対する期待

有名ブランドは、品質・サービス・安心といった、そのブランドへのイメージがあります。

  • 購入金額による期待

金額が高価なものほど、期待値が高まります。高い商品=良いものというイメージがあります。

  • 時間による期待

購入までにお客様がかける時間、注文から商品が届くまでの時間、
この時間が長ければ、その時間に比例して期待度が高まります。

 

02クレームに対する心構え

なぜ、クレームに対応しなければならないか?

私たちは、なぜクレームに対応しなければならないのでしょうか?クレームは財産だとも言われます。
クレームにより、自分たちの悪い部分が見えて、改善点が明かになるからでしょう。

それ以外にも理由があります。ここでは、3つ上げておきます。

  • 少なくとも、何らかのかたちで、私たちの商品(サービス)に関して、
    興味を持って頂いた大切なお客様だからです。
  • 何も言わずに立ち去ったり、商品(サービス)を返品することも出来るのに、
    その思いをわざわざ伝えるというのは、まだ、私たちに期待してくれているのです。
  • 最終的に、その商品(サービス)を購入する・しないという選択権を持ち、
    その評判を広めることが出来るからです。

ここに面白いデータがあります。私たちは、それぞれ影響を与えることの出来る人を51人持っているそうです。
また、その商品(サービス)を非常に気に入った場合、知人4人にその良さを伝えるそうです。
逆に、その商品(サービス)に不満がある場合、10人にその悪さを伝えるのです。

その10名が、それぞれ10名にこの話をしていくと・・・・。恐いですね。

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クレームに速やかに対応して、問題が解決すれば、67%がリピーターになるというデータもあります。

 

説得ではなく納得して頂く

まず心がけなくてはならないことは、お客様の勘違いで起こったクレームだとしても、
お客様を言い負かしてはいけません。

例え、それが正しいとしても・・・。

なぜならば、先ほど述べたように、お客様は、買わないという選択権を持っているからです。
ですから、クレームに対する対応を納得して頂くことが大切です。

 

クレームは処理してはいけない

「クレームを処理するな!」だって???? 間違いではありません。
クレームは処理してはいけません。
処理してしまうと、同じようなクレームがまた起きてしまうからです。
例えば、あなたがPCで報告書を作成したとします。
印刷した時に、間違いを見つけ修正液をつかって修正したとします。(これがクレーム処理です。)

でも、PCのデータを修正していないので、また印刷すれば、間違った報告書が印刷されてしまいます。
そこで、PCのデータを修正しました。(これがクレームの解決です。)

わかりますか?

処理をするのではなく、解決することが大切なのです。
1つのクレームを処理してしまうと、違うお客様から、また同じようなクレームが上がってくるかもしれません。
クレームの根本的な理由を明確にして、その解決方法を見つけることが大切なのです。

その為には、同じクレームが起きないように、みんなで情報を共有して、改善/提案していくことが大切です。

原因が解決しない限り、再度、同じクレームが発生する可能性は無くなりません。

 

今回はここまで

第2回
・クレームを引き起こす原因・クレームへの対応

第3回
・クレーマーから身を守る方法

について、書いていきます。

是非、お読みください。

 

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