コミュニケーションを高める|脳は平気でウソをつく

脳のクセ
コミュニケーションを高める
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このカテゴリーでは[脳のクセ]と題して、脳がどういう仕組みで考えているかを知って、コミュニケーションやあなたの行動に役立てていきます。

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コミュニケーションを高める|脳は平気でウソをつく

第3回は、「脳は平気でウソをつく」についてお話します。

博士

今日は、「脳は平気でウソをついている」ことに

ついて話してみよう。

マキ

えーっ!

私はウソつくの好きじゃないし、

ウソつきの人 大っ嫌い!!!

 

マキ

「脳はウソをつく」って、誰にウソをつくんですか?

博士

それは、自分自身に対してウソをつくんだよ。

マキ

???。

やっぱり信じられないですよ。

自分にウソをついて何か得があるんですか?

博士

ははは。では、例をあげて説明していくことにしよう。

なぜ、脳はウソをつくんでしょうか?

人間は長い年月をかけて進化してきました。特に脳は目覚ましい発達をしてきました。そして今では、脳もっともたくさんのエネルギーを消費する器官となったのです。その為、脳に都合の良いように指令を出す のです。

その為、脳に十分なエネルギーが供給されなくなる状況が来ると、平気でウソをつき始めます。

例をだして、話してみましょう。

今、長距離走が苦手なあなたが、マラソンをしてるとします。10㎞くらい走って、のどもカラカラになってます。足も痛くなってきました。あなたは、もうこれ以上走れないって倒れ込みます。
あなたが叫びます。「もう無理!」。この時、[脳が、これ以上走れない]って命令をだした状態ですね。

おやっ。1m先に水のペットボトルを見つけました。するとどうでしょう。不思議です。「一歩も歩けない。」はずなのに、あなたはペットボトルのところまで、たどり着くことが出来ました。

そして、その20m先に、今度は10万円を見つけました。はい、今度もお金のところまで歩けますよね?

これが、脳があなたにウソをついているということです。限界が来る前に、無理と言う信号を出して、脳に廻るエネルギーを確保しているのです。そして、ペットボトルやお金など、今の脳にとっても、脳にとって都合の良い未来を見つけたら、そちらを優先して動くように指示が出ます。

「火事場のクソ力」という言葉があります。普段は、ちょっとしたものも持てないお婆ちゃんが、火事になるとタンスを持って逃げだす様子です。これこそまさに 脳が人をだましているということです。ただ、毎日本当の限界まで、脳を使っていたら壊れちゃうので、うまく使って下さい。

何かをやっているときに、もうこれ以上無理と思ったら、声に出して「大丈夫、まだいける」って言ってみましょう。すると、頑張れますよ。潜在意識の力を利用するんですね。

脳は加工して記憶する

また、脳は加工して記憶しています。そのままの状態で記憶してるのではありません。
これはどういうことか説明しますね。

たとえば、あなたがディズニーランドに友達と言ったとします。とても楽しい体験です。その体験を思い出してみましょう。
みんなと一緒にアトラクションに乗ったり、ミッキーマウスと一緒に写真を撮ったり、友達が笑っている姿、自分もはしゃいでいる姿が浮かんできます。
「あー、楽しかったなあ・・・・。」

ちょっと待ってください。

なぜ、あなたがはしゃいでいる姿が浮かんできたのでしょうか?自分の目で見ているので、本来は自分の姿は見えていないはずですよね?

これが、脳は加工して覚えている証拠です。と言うことは、脳の都合で加工されて記憶しているのです。自分の興味や感情などと結びついて記憶されていきます。そして、これらの経験、体験から脳が加工して、その結果自分の性格や考え方、思い込みなどを作っていくのです。

うまく脳をコントロール出来れば、もっと自分が好きになる方法も見つかりそうですね。この辺は、また別の機会に話しましょう。

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