新型コロナで自粛要請|不安や孤独から心を守る対処方法とは
2020/05/03
今回は新型コロナの影響で、不安や孤独感など感じている方々の心を守る対処方法について書いてみることにしました。
不安や孤独を感じている皆さまの参考になれば幸いです。
この記事を書こうと思ったきっかけ
新型コロナの自粛要請が出て、約1か月が過ぎました。以前、収束する気配がありません。
自営業者やフリーランスの方々も、仕事が出来なかったり、仕事が見つからなかったり先行き不安だと思います。
子ども達も自宅待機が続き、かなりストレスも溜まっている状態で、イライラから原因のわからない兄弟ケンカや親子ゲンカも起きているようです。
また、休校に対する学校の対応もまちまちで、週毎に宿題を添削し、定期的に電話で生徒とコミュニケーションをとっている学校もあれば、始業式の宿題を渡したまま、放ったらかしの学校もあるようです。
これだけ学校対応に差があると、授業再開時に”学校単位”で学力にかなりの差が出てしまうのではないでしょうか?保護者の方も心配になりますよね?
一人暮らし方の持つ不安と孤独
そんな中、一人暮らしの知り合いから連絡がありました。その方は、現在自粛要請が出てから、自宅で”Stay Home”中。仕事も休業中とのことで、家で一人だそうです。
そばに寄り添ってくれる人もなく、孤独といつ再開するかもわからない仕事を待ち続けている状況で、気持ちがかなり鬱状態だそうです。
これからも、長期に渡って今の状態が続けば、一人暮らしの方の孤独や不安からの心の病や、ストレスや金銭面からの事件等が起きるかも知れません。
そこで今回は、孤独や不安から心を守る行動について書いていこうと思います。
不安や孤独から心を守る方法
結論から言います。身近にいる大切な人や好きな人と”ハグ”しましょう。
もし、あなたに身近に接することの出来る大切な人や好きな人が居るのなら、30秒ほど”ハグ”してみましょう。照れないでね。
そうすると、心が温かくなってきます。夫婦、親子、恋人、友だちなどお互い好きな人同士でやってみて下さい。大変効果がある方法のようです。
”ハグ”の持つ精神的効果とは?
”ハグ”の持つ精神的効果は、ストレス削減です。また、気持ちも前向きになります。
もともと、私たちは赤ちゃんの時に抱きかかえられて育ちます。その時に自分を守ってくれる人、大切な人を覚えていきます。
これらの過程で、好きな人と”ハグ”することで幸せホルモンが上がり、ストレスを減らす効果があるのではないでしょうか?
その様子は、幼児の行動を見るとわかります。赤ちゃんや幼児など不安や嫌なことがあると泣き叫びます。その時、安心し出来る人(お母さん、お父さん)が抱っこすると、不安な気持ちが治まります。幼児などは、不安になると「抱っこ」って要求しますよね?
この感情は、大人でも同じです。
もちろん、どんな方法でも”幸せホルモン”が分泌されると良いわけですが、好きな人との”ハグ”は、この”幸せホルモン””を出すのに効果的な方法なのだそうです。
”ハグ”のもつ医学的効果とは?
好きな人との”ハグ”は、医学的にどのような効果が期待できるのでしょうか?
医学的には3つのホルモンが分泌されると言われています。その3つとは、「ドーパミン」、「セントロニン」、「オキシトシン」です。
- ドーパミン:快感ややる気の促進してくれます。
- セントロニン:体を元気にしたり、心も前向きな気持ちにしてくれます。
- オキシトシン:心に 安らぎや落ち着きを与えてくれます。
その為、好きな人に”ハグ”してもらうことで、やる気、前向きな気持ち、そして、癒しや安らぎ、安心感が得られるのです。
新型コロナの影響で”ハグ”出来ない・・・・
”ハグ”することが、安心感や前向きな心に大きな効果があることはわかりました。
でも、ちょっと考えなくてはなりません。今の新型コロナの状況だと、接触を控えなくてはいけないので、簡単に好きな人と”ハグ”することも出来ません。
また、一人暮らしでそばに寄り添う人がいなければ、”ハグ”する対象者もいないかも知れません。その状況の中で、安心感や前向きな心になる方法は無いのでしょうか?
実際の”ハグ”ほどの効果はないかも知れませんが、幸せホルモンの分泌が期待出来る方法があります。
大切な人に電話をかける
一人暮らしで離れて会えない人、[親、兄弟、旧友、遠距離の恋人など]に、久しぶりの電話をしてみて下さい。SNSやメールではありません。あなたの声で伝えるのです。
特に 今だから思えるその人への感謝の気持ちだとさらに良いです。良い言葉を伝える事は相手にとっても嬉しいことですが、あなたの心とからだをも癒してくれます。
あなた自身に”前向きなコトバ、癒すコトバ、ほめるコトバ”を掛ける
コトバのチカラ
以前、ある先生に教えて頂きました。
先生:「最近、キレる子どもが多い。何故だかわかりましか?」
私:「教育の問題でしょうか?」
先生:「違います。”キレる”という言葉を使うからです。」
先生が教えてくれた内容はこうです。
”キレる”と言葉にした瞬間、カラダは以前”キレた”と事を思い出します。身震いしたり、抑えきれない怒りが込み上げてきたり、顔が引きつってきたり、話し方が早くなったり、大きくなったり・・・”
⇒これが、あなたにとって”キレる”ということです。
”キレる”と言う言葉で、カラダが”キレた”ときの状態を思い出し、その状態を復元するのだそうです。
同じ理屈で、”ありがとう”を声にすると、あなたのカラダは”ありがとう”の体験を思い出します。顔が笑顔になったり、心が温かくなったり、カラダもリラックスしていたら、声も落ち着いたやさしい声になったり・・・・。
⇒これが、あなたにとっての”ありがとう”なのです。
あなた自身にも、良い言葉を言ってみましょう
自分に対して:「いつも、ありがとうね。」「毎日大変だったから、今はゆっくり休もうね。」「わあ、これは新しい発見。さすが私!」「今日は、ちょっとだけ募金してみよっかな・・・。えらいよね?私。」
など、前向きな言葉、癒す言葉、元気になる言葉をあなた自身に対して、たくさん言ってあげてください。
良くない状況の時は、心に余裕がなくなり、暴力的な言葉を見たり聞いたりすることが多くなります。その言葉を聞くことこそが、あなたの心の怒りを思い出させていきます。
今こそ、「ありがとう」、「素敵ですね」、「頑張ってみようか?」など、癒すコトバ、感謝のコトバ、前向きなコトバ、優しいコトバをたくさん使うべきだと思います。
だからこそ、あなたがあなた自身に対しても、”良い言葉、癒す言葉、ほめる言葉”を掛けてあげて下さい。
抱きまくらを”ハグ”する
先ほど、”ハグ”の効果について述べました。そして、今の状況(特に一人暮らし)では、大好きは人とのハグの難しさも書きました。
突然ですが、あなたは、”抱きまくら”を持っていますか?
実は、”抱きまくらへのハグ”も効果があるのです。その”抱き枕”があなたのお気に入りであることが大切です。
寝つけないとき、不安なとき、抱きまくらをギュッと抱きしめていると、何となく落ち着いてリラックスできることありませんか?その安らぎ感が、実際のハグと同じように心身に働きかけているのです。
これは、神田昌典さんが3.11東日本大震災のときに、心に安らぎを与えるワークとして、配布してくれた資料から抜粋しました。
■安定のためのひとりでできる抱きしめワーク
不安が出たら、抱きまくらを両手で抱きます。
抱きしめるようにして、腕を交差させます。右手、左手、と交互に動かして、腕の辺りをやさしくトントンとたたきます。
子どもをあやすように。
40回以上行います。そして、複式呼吸をしてください。
涙が出ることがあります。流し続けましょう。そして、自分に言い聞かせてください。
「私は、大丈夫、乗り越えられぬ試練はない、そのために、数多くの人たちが、いる」と、自身に語ってください。抱きまくらがなければ服を丸めてください。
安定化に有効で、抜群に効果があり、すぐに効果が出ます。
是非やってみて下さい。
電話をかけるときも抱きまくらを
抱きまくら と 電話の複合技です。大切な人への電話をするときも抱きまくらを抱えながら電話をして下さい。抱きまくらを抱えて話すと、何となく電話の相手がそばにいてくれるような安心感が得られます。
電話だけのときと、抱きまくらを抱えて電話したときでは、幸せホルモンの分泌量が違う様です。
まとめ
大切な人、好きな人と”ハグ”することが心身の健康に大変効果ありますが、新型コロナの影響で、”ハグ”することも難しいです。
仕事や孤独さで不安になった時の対処法
- 遠くにいる大切な人(親、兄弟、旧友、遠距離の恋人など)に電話をかける
- 自分自身に「前向きな言葉、癒す言葉、元気になる言葉、ほめる言葉」をかけてあげる
- ”抱きまくら”を抱きしめる
- ”抱きまくらを抱えながら、電話する
このブログが少しでも、皆さまの参考になれば幸いです。
追記
新型コロナについて、2つほどブログ記事を書いています。こちらも参考にお読みください。
明日はきっと良い日になるよ!!
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