コミュニケーションを高める|脳は関連付けしたがる

脳のクセ脳のクセ
コミュニケーションを高める
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このカテゴリーでは[脳のクセ]と題して、脳がどういう仕組みで考えているかを知って、コミュニケーションやあなたの行動に役立てていきます。

今日は、脳が関連付けしたがるって話をしよう。

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コミュニケーションを高める|脳は関連付けしたがる

脳は関連付けをしたがるクセを持っています。

たとえば、あなたに

5日:昇給した
15日:恋人が出来た
25日:試験に合格した

という経験があったとしたら、きっとあなたは[5]という数字は縁起がいいと捉えるでしょう。

このように物事を捉える時、脳は関連付けをします。言い換えれば、共通点を見つけてグルー化することが記憶しやすいのかも知れません。

今日は、関連付けについて考えてみましょう。

コラム:3つと言う数字
3と言う数字は心理学的に面白い数字です。上の例のように、3回、同じことが続くと関連性を感じます。ここでは[5]と言う数字ですね。

もう1つ例を出しましょう。
ここは街頭です。
「皆さーん、ちょっと耳寄りな情報があります。」
と言われても、あまり気に留めませんが、

「メタボを気にされている、40代の男性の皆さーん、ちょっと耳よりな情報があります。」
と言われると、該当する人はきっと「私のこと?」と思うのではありませんか?

テレビ通販でも、
冒頭で「腰痛でお悩みのあなた!」などとアナウンスが流れます。
そして女性のお年寄りが映ります。この商品のメインターゲットは、[腰痛持ち、お年寄り、女性]です。

脳は同じ種類を関連付け(グループ化)する

博士
博士

この[図A]を電話の向こうの人に説明してごらん。

マキ
マキ

何か意味あるんですか?

マキ
マキ

では、行きますよ。5色の5つのマルが、それぞれ横に5段になっています。一番上から白のマルが5つ、2段目が黒のマルが5つ、3段目が赤のマルが5つ、4段目が青のマルが5つ、そして1番下の5段目が黄色のマルが5つです。

博士
博士

良く出来たね。わかりやすかったよ。では、この[図B]はどうかな?

マキ
マキ

5色のマルが、5列縦に並んでます。左から1列目に白のマルが5つ、2列目に黒のマルが5つ、3列目に赤のマルが5つ、4列目に青のマルが5つ、そして一番右の5列目が黄色のマルが5つです。

博士
博士

これが、関連付けしたがる例だよ。

多分、みなさんも同じような説明になるのではないでしょうか?
たとえば、[図A]を見た時、白、黒、赤、青、黄のマルが5列並んでいるとは言わないと思います。
これは、脳が共通のものを関連付けして同じグループとして捉えるクセがあるのです。

実際、生活の中でよく使っていますよね。

「A型の人ってさあ・・・・・・だよね?」
「かに座の人ってさあ・・・・・だよね?」
「最近の大学生ってさあ・・・・だよね?」

よく耳にしますよね。

脳は、距離の近いものを関連付け(グループ化)する

博士
博士

今度の[図C]は、どう説明しようか?

マキ
マキ

ひゃー。難しいですね。

5色のマルが4つのグループ[左上、左下、右上、右下]に分かれています。左上のグループは5つのマルの集まりで、黒マルが2つ、赤マルが2つ、青マルが1つです。左下のグループは・・・・・・

博士
博士

はははは。大変だったね。今度は、種類よりも近いものの集まりを1つのグループと関連付けしているようだね。

距離が同じ場合は、種類の違いで分けていましたが、距離が離れたりすると、今度は近い距離のものを1つのグループと捉えるようです。

「総務部の人たちってさあ・・・・。」
「中国の人ってさあ・・・・。」

いろんな考えや種類の人たちがいるのに、同じものとして捉えてますよね?

 

種類よりも距離

博士
博士

今度は、[図A]と同じ並びだけど、距離を少し離してみたよ。
するとどうだろう?色は違うのに横より縦列のグループに見えるよね?
ということは、種類よりも距離の近いものの方が、より強い関連付けをしているんだよ。

 

マキ
マキ

へえー。面白い。

たとえば、

かに座の日本人、しし座の日本人、かに座の中国人、しし座の中国人がいたら、
日本人同士、中国人同士の方が強く関連付け[より近い存在]するということです。

もちろん、それ以外にもいろんな要素が絡んでいきますが、距離が近い方が種類よりも同じグループと捉えやすいですよね?

ジャイアンツのピッチャー、ベイスターズのピッチャー
同じポジションですが、チームの方が強いグループ性を感じます。

 

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